文章を書くのがニガテです…。
上司に「メールが分かりにくい」と指摘されたこともあります…。
いちばん簡単にできるテクニックを2つ紹介するよ!
文章を使って仕事をしている人にも、役に立つと思います。
文章力は誰でも必要なスキル!
文章力はライターに限らず、すべてのビジネスパーソンに必要なスキルです。
転職しても使えることから、ポータブルスキル(持ち運びできるスキル)の一つとも言われます。
普段仕事でメールを使っている人はたくさんいるでしょう。
オフィスワーカーでなくても、報告書や日報の提出が必要な方もいると思います。
誰でも文章力は必要なのです。
文章力はすべての人に必要!
ビジネス文章は「芸術性」よりも「分かりやすさ」
文章力といっても色々ありますね。
村上春樹さんのような文学的・芸術的な文章もあれば、新聞記者のような事実を正確に分かりやすく説明する文章もあります。
ビジネスでは、情報伝達を目的にしているため、求められる文章には芸術性は不要です。
分かりやすい文章が求められるのです。
絵はどちらもピカソの自画像です。左は18歳のころ、右は90歳のころのものです。
芸術性はさておき、左の絵のほうがわかりやすいですね。
ビジネスでは、内容が伝わることが重要で、分かりやすく書ける文章力が求められます。
ライターが、クライアントから依頼される記事も同じ。「分かりやすさ」が重要です。
芸術的(文学的)な文章よりも分かりやすさを優先しよう
それでは、前置きはこれくらいにして、すぐに使えるテクニックを紹介します!
1.一文を短くする
一文が長くなるほど、複雑な印象を与えます。主語と述語の関係が、不明瞭になるからです。
僕の同僚のメールは、一文が長く、しかもかなりの長文です。何を言いたいのか、理解するのに時間がかかってしまいます。
具体例を挙げます。接続詞を加えて、適宜、文を分解すれば分かりやすくなります!
具体例
文章が長い例:最も重要なことは慎重さであるが、よく考えてみると慎重さだけでなく、積極性も必要であり、そうなれば、度胸や器量も要だと言えるかもしれない。
文章を適切に区切った例:最も重要なことは慎重さである。しかし、よく考えてみると慎重さだけでなく、積極性も必要である。そうなれば、度胸や器量も要だと言えるかもしれない。
ポイントは以下の3つ!
- 一文が50文字くらいに収まるように短くしよう!
- 一文が長い場合は、分けられないかを考えてみよう!
- 箇条書きにできないかを考えてみよう!
2.結論を先に書く
「Webライティングにおいて、もっとも重要なことは結論を先頭に置くことです」と言われています。
読者はただ単に文章を読むのではなく、一刻も早く答えを知りたいと願っています。
結論を先に述べることで、「この文章は何を伝えたいのか?」が明確になり、迅速に答えを伝えることができます。
一方、経緯や意味から書き始めると、結論が最後に差し掛かるため、読者にストレスを与えることになります。読者がストレスを感じると、読むのを途中で断念してしまうかもしれません。
最後まで読み進めてもらうためには、結論を先に提示し、読者の関心を引きつけることが重要です。
結論を先に書く文章の型に、PREP法があります。比較的汎用性のある文章の型です。初心者ライターは、まずPREP法で書けるように練習するとよいでしょう。
PREP法について以下の記事で取り上げました!
PREP法はWebで汎用性のあるライティングの型。ぜひマスターしよう!
3.漢字とひらがなのバランス
文章の力を高めるためには、視覚的な要素にも意識を向けることが大切であると言われています。
漢字が過剰に使用されると、文章全体が詰まった印象を与え、読みにくさが増します。3:7
逆に、ひらがなが過剰に使用されると、文意の切れ目が分かりにくくなってしまいます。
一般的には、漢字とひらがなの割合が3:7が最適とされています。
漢字とひらがなの割合は3:7がベストバランス
4.指示語を多用しない
多くのWEBライターが陥りがちな誤りの一つが、「指示語の過剰使用」です。
指示語とは、「それ」「これ」「あれ」「どれ」といった言葉で、前述の言葉を代替する役割を果たします。
指示語の適度な使用は、同じ言葉の繰り返しを避ける効果がありますが、逆に多用すると何を指しているのかがわかりにくくなってしまいます。
特にWEB記事は、スクロールするスピードが速く、ざっくりと読まれる傾向があります。
指示語を過度に使うと、読者が迷子になってしまう可能性が高いため、できるだけ指示語を回避することを心がけましょう。
指示語(それ、これ、あれ、どれ など)を最小限にして、読者のストレスを軽減しよう!
5.文末表現を変化させる
同じ文末表現が続くと、稚拙な文章だという印象を読者は持ちます。
たとえば「XXXはXXXです」「そして、XXXもXXXです」「だから、XXXはXXXです」といった具合ですね。
語尾が3回以上連続する場合は、工夫して表現を変えることを心がけましょう。
語尾に変化があれば、文章にリズムが生まれます。
以下の記事でも、語尾に変化を持たせる方法を述べています!
語尾を工夫して、文章にリズムをつけよう!
6.音読する
書くことに慣れていない人には、「書いた後の音読」もおすすめです。
音読すれば、分かりにくい箇所や、矛盾を持った箇所に気付けることがあります。
また、説明がくどい箇所にも気付けます。
先輩ライターさんの文章を音読してみてください。学びがあると思います。
書いた後の推敲には、音読がおすすめ!
文章術の本を読んでみよう
誰にも、文章に癖を持っています。
そうした文章の癖は、自分では気付けないかもしれません。
我流でライティングを学ぶ時は、間違った癖がつかないように注意することが重要です。
一冊でもいいので、文章術の本をしっかり読みこんでみましょう。あとは実践です。
おすすめはこちら。
もし、文章術の本を一冊も持っていないのなら、最初に買うのはこの本で間違いないと思います。
以下の記事でも、おすすめ書籍を紹介しました!
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
文章には正解はありません。しかし、文章は読んでもらえてこそです。
読まれない文章は、書き手にテクニックが備わっていないからです。
少しの工夫で読まれる文章になると思います。
少しずつ頑張っていきましょう!
(文・とまと)
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