Webライターという仕事は、ずいぶんと認知されるようになりました。
テレワークが広まり、副業が解禁されたことが追い風になったように思います。
しかし、Webライターという仕事を、
「簡単に稼げる!」「だれでもできる!」「楽勝!」
なんて考えている方がいるようです。
結論をいうと、簡単には稼げませんし、だれでもできる楽勝な仕事ではありません。
甘く考えて挑戦する人の多くが、挫折して辞めてしまいます。
以前、適正診断をテーマに記事を書いたので参考になると思います。
簡単ではないのですが、稼げないというわけではありません。
正しく取り組めば、チャンスはあるのです。
そこで、今回は「Webライターが甘くない理由」や、どうしたらよいかの対処法を解説します。
簡単に稼げない?
はい。簡単には稼げません。簡単に稼げない理由は2つあります。
一つは「仕事がとれない」、もう一つは「単価が低い」です。それぞれ説明します。
仕事が取れない!
初心者にとっての最大のハードルは、仕事を取るところです。
いくら世の中に仕事があっても、受注できないと稼ぐことはできません。
特に、初心者はなかなか良い案件を受注できません……。
クライアントは、信頼できるライターに依頼したいと考えています。
だから、初めて依頼するライターには、警戒するのです。
このため、一度でも「このライターさんは優秀だ!」と感じていただけたなら、継続して依頼がくるでしょう。
つまり、世にある仕事の多くは継続案件であり、初心者が入るスキはなかなかありません。
単価が安い!
そこで、活用するのが、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスです。
クラウドワークスについては、別の記事でも紹介したので参考にしてみてください。
クラウドソーシングは、依頼したい人(クライアント)と仕事をしたい人をマッチングするサービスです。
つまり、利用するクライアントさんは、
「普段、依頼しているライターさんがいない(知らない)」方が多いということです。
初心者でも入り込める余地があるのは、このためですね。
ただし、条件の良い案件は、競争率がめちゃくちゃ高いです。
なので、はじめのうちは、低単価の案件を受けざるを得ないのです。
こうした低単価の案件ばかりを受けていると、やがて疲弊し、モチベーションが下がって辞めてしまいます。
どうしたらいい?
では、どうすればいいのか。
僕は、以下の方法があると考えています
- 価格交渉する!
- 直接受注を目指す!
- 専門性を高める!
価格交渉する!
納品物にクライアントが満足していれば、「次もお願いします」と言われる可能性があります(継続受注)。
良好な関係が維持できていれば、継続受注の際に、価格交渉も可能だと思います。
もちろん、交渉決裂の可能性はありますが、その時は縁がなかったと割り切ることも大切です。
価格交渉については以下の記事が役に立つと思います!
直接受注を目指す!
クラウドソーシングサイトの低単価案件は、初心者の時に挑戦するものだと考えてください。
つまり、ドラクエで言うと、「最初の村の近辺で、スライムを倒して経験値を稼いでいるようなもの」です。
ある程度、ゲームのルールを理解した後は、次のステージに進みますよね。
これと全く同じ考え方で、クラウドソーシング以外からの仕事受注を目指します。
具体的には、SNSやブログなどで、情報発信し、クラウドソーシングを介さずに仕事を受けます。
もちろん、リスクはありますが、単価は圧倒的に上がります。
おすすめなのが、ブログにポートフォリオを掲載することです。
ポートフォリオを見た方が、依頼できるように導線を作っておきます。
それを、SNSでしっかり広報しましょう。
ブログやポートフォリオの作り方は、以下の記事を参考にしてみてください。
ストレスが多い?
会社員をしている方で、「会社員はストレスが多いから、Webライターをしたい」という方がいました。
でも実は、Webライターって、結構ストレスがあるのですよね……。
提出した原稿に修正がたくさん入れば心が折れます。納期のストレスもあります。
クライアントとのコミュニケーションがあるので、明確な指示ではない場合には、振り回されることもあるでしょう。
でも、ストレスフリーでラクな仕事なんて、そうそう世の中にはありません。
Webライターには、会社員とはちがう種類のストレスがあることを、知っておくとよいと思います。
ただし、Webライターには「仕事を引き受けるのも、断るのもすべて自分次第」なので、仕事を選べるという点では、よいかもしれません。
上手く順応できるように、仕事に慣れるしかありません。
収入が安定しない?
はい。Webライターの収入は不安定です!
依頼は水ものですから、仕事がある・ないが、ものすごく変動します。
それに、ライターは、働いた分だけ収入が得られるという仕事ですので、休めば収入がなくなります。健康やライフイベント(出産・育児・介護)などがモロに影響する仕事といえます。
会社員のような必ずもらえる給料を羨ましく感じる、フリーランスの方の声をよく聞きます。
ですが、収入を安定させる方法がないわけではありません。収入を安定させる方法は主に以下があります。
- 継続受注を増やす!
- ライター業以外の収入源を作る!
それぞれ見ていきましょう。
継続受注を増やす!
一番は継続受注を増やすことです。(これができれば苦労はないですが……)
繰り返し依頼していただける案件が多いほど、収入は安定しますよね。
複数のクライアントから継続受注を受けている状態が理想です。
その理由は、継続受注を沢山いただいていたとしても、それが「一人のクライアント」である場合は、転職・離職・配置転換などにより仕事が一度になくなってしまう可能性があるからです。
株や投資と同じで、リスク分散するという視点が、Webライターにとっても必要なのです。
ライター以外の収入源を作る!
前述した通り、ライターは、働いた分だけ収入が得られるという仕事ですので、休めば収入がなくなります。
健康やライフイベント(出産・育児・介護)などがモロに影響する仕事といえます。
このため、ライター以外の収入源を作ることが大切です。ライターとしての技能を活かせば、以下のような方法で収入源を作ることが可能です。
- ブログ運営
- コンテンツ販売(Kindle、Brain、Note)
ブログ運営やコンテンツ販売は、軌道に乗るまでに時間はかかります。ただし、一度収入を生み出せば、あとは時々のメンテナンスだけで継続的に収入が入るようになります。
こうした収入は、働けないときのセーフティネットになるでしょう。
安定するまでは、副業で続けることをおすすめします!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、Webライターという仕事が、意外と甘くないという「厳しい側面」を紹介しました。
ですが、Webライターがおすすめできないというわけではありません。
以前の記事でも紹介したとおり、魅力的な働き方であることは間違いないと思います。
ただ、魅力的な部分と同時に、甘くない部分も持ち合わせていることを知っていただければ、過分な期待をせずに、しっかりと堅実に続けられると思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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